※この記事は2019.04.08に更新されました。
- ココナッツオイルとパーム油の違い
- ココナッツオイル最大の特徴は豊富な中鎖脂肪酸
- ココナッツオイルの二大産地
- ココナッツオイルの種類
- あてにならない「エクストラバージン」
- ココナッツから作られる5つの商品とその製造方法
- ココナッツから作られる様々な商品
- エクストラバージンココナッツオイルのカロリーは?
- 温度によって形状が変化するココナッツオイルの不思議
- ココナツオイルを愛用しているといわれるセレブたち
- 【1】ココナッツオイルの保存方法
- 【2】温度で形状が変化するココナッツオイル
- 【3】ココナッツオイルに水分は厳禁
- 【4】ココナッツオイルの湯煎方法
- 【5】ココナッツオイルを溶かすときは電子レンジは使わない
- 【6】ココナッツオイルの賞味期限は約2年
- 【7】ココナッツオイルの加熱は170度までにする
- 【8】鍋に残ったココナッツオイルは拭き取って捨てる
- 【9】小分けにして使うと便利
- 【10】夏場はフタを開けるときに注意する
- 【11】オイルプリングしたあとはゴミ箱に捨てる
- ココナッツオイルの効果・効能【認知症・アルツハイマー病編】
- なぜアルツハイマー病になるのか?
- アルツハイマー型認知症の発症リスク
- アルツハイマー型認知症の予防策にココナッツオイルが有効な理由
- 40代からはココナッツオイルの摂取がおすすめ
- まとめ
- ご意見番読者「うまそう」さんと「町子さん」の「私にも言わせて」
ココナッツオイルとパーム油の違い
ココナッツの種類や製造方法などココナッツオイルの基礎知識を徹底的にわかりやすく解説したよ。ココナッツオイルとは一体どういうものなのかが、よくわかる記事だよ。
ココナッツオイルはその優れた健康効果の高さと効能の多様性が多いことから「万能オイル」として日本にすっかり定着している油だよね。
そもそもさ、ココナッツオイルってどういうものなの?ココナッツの実はヤシの木になっているやつだよね?
そうだね。でもね、ヤシの木と言ってもね、実は数千種類あってね、3000種類以上はあると言われているんだよ。その中の「ココヤシ」っていう品種のヤシの木だけがココナッツの実をつけるんだよ。
その実に含まれる油を絞ったものがココナッツオイルなんだ。
洗剤なんかに使われているパーム油っていうのは、ココナッツオイルとは違うの?
ココナッツオイルとパーム油はまったくの別物だぞ。
同じヤシの木の仲間でもね、「ココヤシ」から取れるのがココナッツオイルで、「アブラヤシ」から取れるのが「パーム油」なんだよ。まったく性質も違うから注意してね。
ココナッツオイル最大の特徴は豊富な中鎖脂肪酸
ココナッツオイルの最大の特徴は「中鎖脂肪酸」が豊富に含まれていることなんだよ。
中鎖脂肪酸?あんまり聞いたことないね。
中鎖脂肪酸が豊富に含まれているおかげでね、以下のようなたくさんの効果・効能が認められているんだよ。
- ダイエット効果(代謝の活性化による肥満の防止)
- 認知症・アルツハイマー病の改善効果(脳を活性化)
- アンチエイジング・若返り効果(体内のサビを取り除いて老化を予防)
- 動脈硬化の予防(血管の若返り)
- 免疫力アップ(抗菌・抗ウイルス作用)
- 精神安定効果
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中鎖脂肪酸とは?
中鎖脂肪酸※1は、植物性の油なんだ。動物性の長鎖脂肪酸※2(ちょうさしぼうさん)に比べて、体内で4倍もの速度で吸収されるんだよ。
さらに、10倍もの速度でエネルギーになるとも言われているよ。
一般的なオイルに含まれる長鎖脂肪酸は、とても分解されにくいのが特徴です。
小腸から吸収され、体に蓄積されてしまうのです。
中鎖脂肪酸は長鎖脂肪酸に比べて、10倍もの速さでエネルギーとして分解されるので、ダイエットにぴったりです。
酸化に強いのも特徴です。
体内に蓄積されにくい油のため、ダイエットには最適な効能を持ち合わせているのです。
中鎖脂肪酸は肝臓で分解されて、「ケトン体」をつくります。中鎖脂肪酸こそ、もっとも効率よくケトン体に変化できる物質です。
ケトン体は、脂質から作られるエネルギーで、脳に「ご飯やパンなどの摂取を抑える」ように指示を出してくれる働きがあります。
これがダイエットにつながると言われています。
※1中鎖脂肪酸:油脂の中には長さが異なる「炭素の鎖」がたくさんあると想像してください。
炭素が8個〜12個つらなった比較的短い鎖の脂肪酸を中鎖脂肪酸という。
※2長鎖脂肪酸:炭素が13個以上つらなった鎖の長い脂肪酸を長鎖脂肪酸という。
ココナッツオイルの二大産地
ココナッツオイルってどこの国が有名なの?国産のココナッツオイルって聞かないもんね?やっぱり外国産なんでしょ?
ココナッツオイルの品質の高さで有名なのは、スリランカとフィリピンだな。
スリランカには、「ココナッツオイルリサーチセンター」という研究機関が設立させていてね、オーガニック(有機)の認定基準がとても高いから、品質が良いことで世界的にも有名なんだよ。
フィリピンは?
フィリピンには「ココナッツ庁」っていう国家機関があるから、国あげてココナッツオイルの製造や管理を行っているんだよ。
国家事業になっているんだね。
ココナッツオイルの生産量も世界1位だし、品質の高さも有名だよ。
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ココナッツオイルの種類
ココナッツオイルは、2種類に分けられているんだよ。以下の2種類だね。
- 精製ココナッツオイル
- バージンココナッツオイル
精製ココナッツオイルとバージンココナッツの違いは何?
精製ココナッツオイルの特徴は以下の通りだよ。
- Refine(精製)・Bleach(漂白)・Deodorant(脱臭)したRBDオイル
- コヤシの胚乳を乾燥させたコプラ※が原材料
- 化学溶剤を使用して、高温で精製される
- 栄養素が壊させてしまっている
- 低価格
- ココナッツのにおいがしない無臭
- 料理に使いやすい
※長期間の保存が可能なため、加工食品の原料油脂に使わる。
石けんやロウソクなどの工業製品の原料にも使用されている。
へえ!科学的な処理をしているからココナッツのにおいがしないんだ!ココナッツオイルのあの独特のにおいが苦手な人が多いもんね。
バージンココナッツオイルの特徴は以下の通りだよ。
- 生のココナッツが使用されている
- 非加熱もしくは低音で圧搾し、発酵分離か遠心分離で搾られている※
- 天然の栄養素がたっぷり含まれている
- 健康目的の食用におすすめ
※乾燥フレークを圧搾するエクスペラー法で作られているものある
ろ過したり、脱臭したりしないから、ココナッツの栄養素そのまま詰まっているのがバージンココナッツオイルなんだね。
そうなんだよ。ココナッツオイルの風味や販売価格の違いは製造法が違うからなんだよ。
ココナッツオイルの製造方法はね、いくつかあってね、それぞれの方法によって栄養や風味、色、香りなんかが違ってくるらしいんだ。
そうだね。
だから目的によって使い分けができるオイルとも言えるんだよね。
あてにならない「エクストラバージン」
オリーブオイルみたいに「エクストラバージンココナッツオイル」っていうのもあるの?
もちろんだよ。
「エクストラバージン」は最高級の名称なんだけど、実は少し問題があるんだよ。
問題?
まさかオリーブオイルみたいに偽物があるとか?
そうなんだ。
日本にはね、明確に定められた品質規格がないんだ。
だからね、「エクストラバージン」ってつけることに特に規定があるわけじゃないから、どこかのしっかりした認定機関や国がその品質を保証しているわけではないんだよ。
じゃあ、「エクストラバージン」って名乗ったもの勝ちってこと?
そういうことだね。
だから、市場にはやたらと「エクストラバージンココナッツオイル」っていうのが出回ってるでしょ?
たとえ嘘でも罰則がないから、業者もやり放題なんだよ。
そもそもさ、「エクストラバージン」ってどういう意味なの?
「エクストラバージン」とか「バージン」っていうのはね、搾った回数によって名付けられるんだ。
植物油はね、たいてい3回搾るんだよ。
簡単に言えば、一番搾りが「エクストラバージン」、二番搾りが「バージン」、三番搾りには何も名称はつかないんだよ。
ビールみたいね(笑)
でもね、この基準が規格化されているのは世界的にもオリーブオイルくらいなんだ。
そのオリーブオイル業界でさえ、不正があとを絶たないんだよ。
さっきも説明したように、ココナッツオイルにはね、何の国際規格も国内規格も存在しないから、偽物というか、品質と名称の偽装は日常茶飯期なんだ。
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偽物のココナッツオイルの見分け方
市販されているココナッツオイルには、「パーム油」がブレンドされたものが売られているから注意が必要なんだよ。
パーム油などがブレンドされたピュアではないココナッツオイルは、一般的に三番搾りの際にパーム油が混ぜられて搾られているんだよ。
そのパーム油が混ぜられている偽物を見分けるにはどうすればいいの?
それはね、初心者には難しいけど、見た目でわかるんだよ。
ココナッツオイルは飽和脂肪酸といってね、22度くらいまでの常温では白い固形の状態なんだ。
パーム油などが混ぜられていないピュアなココナッツオイルなら、このとき上から下まで均一に白いはずなんだよ。
じゃあ、混ぜものが入れられていると均一に白くないってこと?
パーム油がブレンドされているとね、常温どころか、5度くらいの低温状態でも上の方にうっすらと液体が浮き出てくるんだよ。
それはね、パーム油には「不飽和脂肪酸」も含まれているから、常温では液体に近くなるからなんだ。
夏場なんかで、ココナッツオイルが液体の状態だったら、容器ごとよく振ってみるといいよ。
ココナッツオイルにも少しだけど不飽和脂肪酸が含まれているから、少し分離したような液体になっていることもあるんだ。
でもね、それを振ってみて均一にならないとしたら、不純物、すなわちパーム油が混ぜられている可能性が高いね。
えー!それって素人でもわかるのかな?もっと簡単な見分け方はないの?
一番確実なのは、信頼できるココナッツオイルを買うことだね。
これが鉄板だよ。
スリランカとフィリピンの初心者にもおすすめのココナッツオイルを紹介しておくね。ドクターブロナー社のヴァージンココナッツオイル(スリランカ)とココウェルのエキストラバージンココナッツ(フィリピン)だよ。
ココナッツから作られる5つの商品とその製造方法
ココナッツには主に5つの製造法があって、それぞれ出来上がるものが違うんだ。それは以下の5つだよ。
【1】ココナッツミルク
生の果肉を圧搾し、分離にかけたて作られたものだよ。
【2】バージンココナッツオイル
バージンココナッツを作る方法には果肉を生のまま低温圧搾する方法と、果肉を熱風で乾燥させてから圧搾する方法(エクスペラー法)があるんだよ。
果肉を生のまま低温圧搾する場合の工程
果肉を低温圧搾して液体にし、さらに発酵分離※1か遠心分離※2にかけられたもの。
- 発酵分離※1:2〜3日かけて発酵させ、分離させるという伝統的な製法で、濃厚なココナッツの香りと味わいが楽しめるのが特徴。
手間暇がかかるため、市場での販売価格も高くなる傾向がある。
バージンココナッツオイルの中でも品質的に優れているとされるのは、発酵分離させたもの。
- 遠心分離※2:遠心分離機でミルクとオイルを分離する製法。
ココナッツの香りが強すぎない仕上がりになる。
短時間で大量に生産が可能なため、比較的低コストで生産が可能。そのため、市場価格も安価で販売されている。
果肉を熱風で乾燥させて圧搾する場合の工程
果肉を熱風で乾燥させた後に圧搾する(エクスペラー法)
エクスペラー法で作られたバージンココナッツオイルは、ココナッツのフレークを使用しているため、香ばしい香りが特徴。
熱を加えているので、ココナッツの酵素が壊れていることが多い。(熱を加えない低温エクスペラー法もある)
保存ができる原料だから比較的低コストで生産が可能。
【3】デシケイテッドココナッツ(粒状のフレーク)
生の果肉を熱風で乾燥させて、それを粉末化したもの。
乾燥ココナッツのことね!お菓子とかにかけるやつね!
【4】精製ココナッツオイル
生の果肉を天日干ししてコプラにしたものを圧搾し、さらに精製したもの。
高熱で処理していて、不純物等も取り除いてある。
当然酵素も破壊されている。
ココナッツの香りもほとんどなく無臭に近い。
栄養素まで除去されているため、食べてもあまり健康効果は期待できない。
【5】ココナッツスキムミルク
遠心分離法で作られたバージンココナッツオイルはココナッツスキムミルクとしても利用される。
じゃあ、発酵分離法で作られたバージンココナッツオイルが一番なの?
そうだね、健康目的で食用に使うなら発酵分離法のバージンココナッツオイルがベストだね。
ココナッツから作られる様々な商品
ココナッツの実からはたくさんのものが作られているんだよ。
胚乳から作られるものは以下のものがあるよ。
- ココナッツオイル
- ココナッツミルク
- デシケイテッド(乾燥)ココナッツ
- ココナッツチップス
殻から作られるものには以下のものがあるよ。
- 食器(お皿・スプーンなど)
- アクセサリー
外皮(繊維質の柔らかい部分を使用)から作られるものには以下のものがあるよ。
- たわし
- ロープ
- マット
その他にも以下のようなものが有名だよね!
- ココナッツウォーター
- ココナッツフラワー
- お酒
- お酢(ビネガー)
- 砂糖(シュガー)
- 燃料
- 建築資材
ココナッツの種の殻を使ったインテリア雑貨とかよく見かけるよね!
エクストラバージンココナッツオイルのカロリーは?
エクストラバージンココナッツオイルの100gあたりのカロリーは、おそよ920.9kcalだよ。参考までに、ほかの油のカロリーも掲載しておくね。
- オリーブオイル:およそ920.9kcal
- ごま油:およそ920.9kcal
- 亜麻仁油:およそ884.3kcal
- サラダ油:およそ920.9kcal
- ラード:およそ940.9kcal
油ってどれもそんなにカロリーは変わらないのね!
ココナッツオイルは、健康やダイエットに向く油として欧米で大流行しているんだよ。
ココナッツオイルは健康ダイエットサポートのオイルといえるね。
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温度によって形状が変化するココナッツオイルの不思議
ココナッツオイルは、暑い季節と寒い季節の温度変化で形状が変わる不思議なオイルなんだよ。
温度が高くなると液体になって、温度が低くなると固体に形状を変化させるんだ。
24度よりも温度が上がると徐々に液化していくんだよ。
冷蔵庫で保管すると固まるよ。その場合は、容器をお湯にひたして溶かしたり、スプーンで削って使用する必要があるけどね。
酸化に強い性質だから、常温で保存しても全く問題ないよ。
ココナツオイルを愛用しているといわれるセレブたち
調べてみるとね、国内外の多くの有名人がココナッツオイルを愛用していることを公言しているんだ。
- アポロ・アントン・オーノ
- アンジェリーナ・ジョリー
- エマ・ストーン
- グウィネス・パルトロー
- コートニー・カーダシアン
- シェイリーン・ウッドリー
- ジェニファー・アニストン
- ジゼル・ブンチェン
- ジリアン・マイケルズ
- スカーレット・ヨハンソン
- マドンナ
- ミランダ・カー
- リアーナ
- 石原さとみ
- 今井華
- 押切もえ
- おのののか
- 小林真由
- 鈴木紗理奈(MUNEHIRO)
- セインカミュ
- 知念里奈
- 蜷川実花
- 東原亜季
- 舟山久美子(くみっきー)
- 辺見えみり
- 星あや
- 舞川あいく
- 道端ジェシカ
- 宮城舞
- 安田美沙子
- 保田圭
- 山田優
- 吉川ひなの
- ローラ
今日はココナッツオイルを上手に使いこなすための11のお得な方法やアイデアを紹介するね。ココナッツオイルには他の油にはない特徴がいくつかあるんだよ。
ココナッツオイルってそんなに馴染みのある油じゃないから、「ココナッツオイルの使い方・取扱方法」って言われると正直なにも知らないかも。
そうでしょ。
実はね、油にはそれぞれ特徴があってね、使い方や効能・効果は油によってまったく違うんだよ。
たとえば、サラダ油とオリーブオイルは同じ油でも成分や効果・効能は全然違うし、ラードとココナッツオイルも全然違うんだ。
へえ〜、油によっていろいろ違うんだね。それってどういうことなの?
つまりね、使う場面によって油の種類を使い分ける必要があるっていうことなんだ。
たとえば、どういう風に?
たとえば、最近流行ってる亜麻仁油は、熱に弱くて酸化しやすいから、サラダなんかにかけて食べるのがベストなんだよ。揚げ物や炒めものに使ったら酸化して有害な油に変質してしまうから。
逆に熱に強くて酸化しにくいオリーブオイルなんかは、揚げ物や炒めものに向いているんだよ。
それでココナッツオイルはどうやって使えばいいの?
じゃあココナッツオイルの使い方・取扱方法を詳しく解説するね!
【1】ココナッツオイルの保存方法
ココナッツオイルは酸化しにくい油だから劣化の心配がいらないんだ。だから常温で保存が可能なんだよ。
熱や酸化に強いのがココナッツオイルの特徴だよね。だからね、開封後も常温で保存しておいても品質が劣化することはないから安心だよ。
ココナッツオイルは一般的に開封式の瓶に入って売られていることが多いよね。オリーブオイルとかサラダ油みたいにボトルで売られていなのはどうしてなの?
それはね、ココナッツオイル特有の特徴のせいなんだ。
ココナッツオイル特有の特徴?
【2】温度で形状が変化するココナッツオイル
ココナッツオイルは約25度を境にして形状が変化するんだよ。
形状が変化するってどういうこと?
ココナッツオイルはね、温度によって状態が変化する飽和脂肪酸なんだ。温度によって液体・半固体・固体に形を変えるんだよ。
だからね、ココナッツオイルはオリーブオイルやサラダ油とかのボトル容器と違ってジャムのような開封式のフタが付いた瓶に入って売られているんだ。
- 液体:約25度以上
夏場や湯煎したりすると、サラリとした透明の液体状に変化する。使い方として、スプレーしたり、料理にかけたりと使いやすいのが特徴。 - 半固体:約20度〜25度
温度が20度から25度だとココナッツオイルは白く濁ったとろみのあるクリーム状になる。トーストに塗ったりするときにはこの状態がおすすめ。 - 固体:20度以下
冬場や冷蔵庫内で保管した場合は白く固まり、ロウソクのようにガリガリとした固まりになる。使用する際にめんどうな場合は湯煎(ゆせん)して液状に戻すか、スプーンを温めて使うのがおすすめ。
ねぇ、液体になったり、固体になったりを繰り返したら品質は劣化しないの?
温度によって形状が変化するけど、それによって酸化したり、品質が劣化することはないから心配は無用だよ。
冬場にココナッツオイルを使っているとよく目にするのが、表面に白い粉のような粒状の物体が出現することがあるんだ。
なにそれ?もしかしてカビ?
そう思ってしまいがちなんだけどね、これは溶けたり固まったりする過程で発生するもので、品質にはまったく影響はないし、もちろん普通に食べることができるよ。
ココナッツオイルお得な裏技①
瓶入りのココナッツオイルの他にも、お得でエコな詰替えパッケージでも販売されているココナッツオイルもあるんだよ。値段も少し安くなるから毎回瓶タイプを買うよりもエコでお得かもね。
へぇ〜つめかえ用も売ってるんだね!
【3】ココナッツオイルに水分は厳禁
ココナッツオイルの特徴は酸化しにくいことなんだけどね、一番の天敵は「水」なんだ。水が混ざると雑菌が繁殖して酸化する原因になるんだ。
そっか、ココナッツオイルはボトル容器じゃなくてジャムのような瓶に入っているからスプーンとかですくって使うからだね!
そうなんだよ。ココナッツオイルをすくうときにスプーンが水で濡れていることがあると酸化したり、雑菌が繁殖するから気をつけてね。
ココナッツオイルは水だけでなく、不純物も嫌うからスプーンなどは清潔なものを使うようにしてね。
ちなみに僕は熱湯につけて殺菌したスプーンをティッシュで拭いて使っているよ。
ココナッツオイルお得な裏技②
ガリガリ削るのが面倒な人におすすめなのが、製氷皿で小分けにして固めておくという方法だよ。
夏場は液体になっているし、湯煎すれば冬場でも液体になるからね、それを製氷皿に入れて冷蔵庫に入れておけば小分けに使えて便利だな。
ココナッツオイルはパンに塗って食べると美味しいんだけどね、そんなときは液体か半固体状のほうが使いやすいんだよ。キューブ状なら扱いが簡単だよ。
アンタ、天才じゃん!この方法なら、炒めものに使うときも毎回ガリガリやらなくていいってことね!
【4】ココナッツオイルの湯煎方法
ココナッツオイルって冬場は固まってしまうんでしょ?じゃあ使うときはガリガリとスプーンで削るか、湯煎(ゆせん)して液体に戻して使う必要があるのよね?湯煎するときは、どのくらいの温度のお湯で湯煎したらいいの?
ココナッツオイルの湯煎は40度から50度くらいがベストなんだよ。
沸騰した熱々のお湯でもいいの?
別に大丈夫だけど、そんな熱いお湯を使ったらココナッツオイルに含まれている酵素を殺してしまうし、火傷するだろ?危ないだけだぞ。だから沸騰した熱湯はあんまりおすすめしないよ。そんなに熱くしなくても40〜50度くらいで溶けるよ。
湯煎をするときは、水が入らないように注意してね!
実際に425g入りのココナッツオイルを瓶ごと湯煎して、液体になるまでどれくらい時間がかかるか実験してみたよ!設定温度はおよそ50度をキープさせんだ。
この固形の状態から液体になるまでの時間を計測してみたよ!
下の写真の状態になるまでおよそ20分かかったね。
瓶ごと湯煎すると50度キープで20分もかかるんだね!
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【5】ココナッツオイルを溶かすときは電子レンジは使わない
固まったココナッツオイルを溶かすのに、わざわざ「湯煎する」ってなんだかめんどくさそうだから、電子レンジで温めちゃえばいいんじゃない?
たしかにね。少量のオイルを数十秒程度の加熱ならアリだけど、瓶ごとレンチンするのは危険だからやめたほうがいいよ。
なんで危険なの?爆発するとか?
瓶ごとレンチンするとあっという間に温度が上がって引火したり、火傷する可能性が高くなるからだよ。試したことがないからわからないけど、フタをしたまま長時間加熱したら爆発するかもね(笑)
どうしてもレンチンしたいなら、小皿に解凍する分だけを取り分けてから、量にもよるけど数秒から1分程度だけにしてね。十分溶けるはずだから。
【6】ココナッツオイルの賞味期限は約2年
ココナッツオイルは酸化しにくい油だから、賞味期限は結構長いんだよ。未開封なら約2年間は大丈夫だとされているね。開封後は1年以内に使い切るようにしたほうがいいよ。
なんで?
酸化しにくいといってもやはり少しずつは酸化が進んでいくからだよ。酸化してしまうと匂いがおかしくなるからね。
その場合はもう食べないほうがいい?
そうだね。残念だけど捨てたほうがいいね。そうなるともったいないから、手作り石けんにでもしたり、オイルプリングに使ったらいいと思うよ。
ココナッツオイルのお得な裏技③
ココナッツオイルオイルは試食ができないし、商品によって香りもかなり違うから、はじめてココナッツオイルを買うときは高価な大容量タイプよりも、少量で1000円以下で買えるようなお手頃価格のものを買う方法がおすすめだよ。
【7】ココナッツオイルの加熱は170度までにする
ココナッツオイルは熱を加えても酸化しにくいという特徴があるから、料理に使うときは炒めものや揚げ物がおすすめだよ。
なんで170度までにしたほうがいいの?
それはね、170度以上に加熱するとココナッツオイルの持つ独特の風味や香りが損なわれてしまうからなんだよ。
そうなんだ?風味を壊さないためにも170度までにしたほうがいいんだね。
【8】鍋に残ったココナッツオイルは拭き取って捨てる
炒めものなどにココナッツオイルを使ったあとは、キッチンペーパーなどでしっかり拭き取ってから鍋を洗うことをおすすめするよ。
なんで??
それはね、残ったココナッツオイルが流れて排水口にこびりついてしまうリスクが高いからなんだ。冬場の水温が低いときなどは、とくに気をつけたほうがいいよ。
冷たい水に混ざると固まりやすくなって、排水口をつまらせる原因になる可能性もあるからね。
【9】小分けにして使うと便利
ココナッツオイルはそのほとんどが広口の瓶に入れられて販売されているから、料理に使う用、美容に使う用などと、用途によって使いやすい容器に移し替えておくと便利だよ。
とくに、夏場などの液体状のときに移し替えておくのが楽でいいよね。
そのとき気をつけてほしいことが2点あるんだ。それは以下の通りだよ。
- 容器に匂いが移るので、気になる人はプラスチック製ではなく、ガラス製の容器を使うこと
- 雑菌が繁殖しないように、移し替える容器を煮沸消毒しておくこと
【10】夏場はフタを開けるときに注意する
オイルが液状化する夏場は、フタを開けるときに揺れてこぼれてしまうことがよくあるんだよ。
だからね、開けるなら平らな場所で、瓶の下に滑り止めになるマットやふきんを敷いておくことをおすすめするよ。
そうだよね。決して安い商品ではないからね。無駄にしないようにしたいわね。
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【11】オイルプリングしたあとはゴミ箱に捨てる
ココナッツオイルの使用方法としてすっかり定着したオイルプリング。ココナッツオイルで口の中をすすぐ健康法があるんだよ。
オイルプリング?
そうだよ。僕も毎日実践しているよ。一度やってからやめられなくなっちゃったんだ。終わった後の口の中の爽快感と言ったら、歯磨きの比じゃないんだよ!
オイルプリングについて詳しく解説した体験談を書いたよ。詳しくはこちら▶【オイルプリング体験レビュー】ココナツオイルうがいのやり方と効果とは?好転反応の解説2018.10.04更新
オイルプリングが終わったときに口に含んでいるココナッツオイルをそのまま排水口に捨てるのは絶対にやめたほうがいいよ!排水口にこびりついてしまうリスクが高いからね!
じゃあどこに捨てるの?
僕は一度キッチンペーパーに吐き出して、それをゴミ箱に捨てているよ。オイルプリングをした後のココナッツオイルには、口腔内の細菌や雑菌が大量に含まれているから、飲み込むっていうのもやめたほうがいいよ!
ココナッツオイルの効果・効能【認知症・アルツハイマー病編】
ココナッツオイルがアルツハイマー病に効くらしい!
こんな噂が広まったことが、ココナッツオイルブームのきっかけになったと言っても過言じゃないんだけど、知ってた?
そもそもアルツハイマー病ってなんなの?
アルツハイマー病はね、簡単に説明すると、脳がエネルギー源としているブドウ糖をうまく活用できなくなって、脳内のエネルギー不足になってしまうことで引き起こされる病気のことなんだよ。
記憶能力や思考脳力がだんだん弱くなっていってね、最終的には、日常生活に支障をきたすほどに悪化してしまうんだ。
簡単に分かりやすく言えば「ボケ」だよ。
認知症になってボケてしまうことだね。
主に、高齢者に多く発症しているよ。
加齢と共に発症のリスクが高まると言われているんだ。
この後、わかりやすく解説するね。
そのアルツハイマー病に、なんでココナッツオイルが効くって言われているの?
それはね、ケトン体という物質が関係しているからなんだ。
ケトン体?
最近の研究によるとね、ケトン体がブドウ糖の代わりに脳のエネルギー源として利用できることがわかったんだよ。
アルツハイマー型認知症の改善には、エネルギー不足になった脳に、ブドウ糖に変わるエネルギー源(ケトン体)を補給することが、もっとも効果的だとされているんだよ。
ココナッツオイルに豊富に含まれている中鎖脂肪酸は、肝臓で分解されてケトン体に変化するんだ。
だからね、アルツハイマー病や、アルツハイマー型認知症を発症している人の改善効果や、予備軍の人たち予防効果に注目されて、ココナッツオイルがブームになったんだ。
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なぜアルツハイマー病になるのか?
炭水化物が分解されたブドウ糖は、脳の一番のエネルギー源なんだけどね、ブドウ糖を脳が利用できなくなってしまう病気が「アルツハイマー型認知症」なんだよ。
どうして、脳がブドウ糖を利用できなくなってしまうの?
年齢を重ねていくとね、脳の表面に「アミロイドベータ」っていう物質が付着しはじめるんだよ。
アミロイドベータ?
アミロイドベータは、タンパク質の一種なんだよ。
アルツハイマー型認知症の人の病理画像を見ると、アミロイドベータは、黒ゴマのように点々と脳全体に広がっていてね、これが脳へのブドウ糖の吸収を妨害するから、脳がエネルギー不足になってしまうんだよ。
人体もね、アミロイドベータが脳の機能を妨害することを知っているから、免疫細胞の一種であるマクロファージが機能して、アミロイドベータを食べてくれるんだ。
免疫細胞のマクロファージが、アミロイドベータを食べてくれるなら、問題ないんじゃないの?
それがね、問題なのは、マクロファージの処理が追いつかないほどのペースでアミロイドベータが急増してしまうことなんだ。
そうなると、脳がブドウ糖の吸収と利用ができなくなってしまうんだよ。
そうするとどうなるの?
脳内の神経細胞同士の伝達が悪くなるんだよ。
脳内には、約1千億個もの神経細胞が存在していると言われていて、それぞれが神経ネットワークをつくっているんだ。
その神経細胞の手の先からは、アセチルコリン※やドーパミン※、セロトニン※といった脳内神経伝達物質が、絶えず分泌されているんだよ。
神経細胞たちはね、お互いに手を伸ばしあって、それらの脳内神経伝達物質をやり取りし合うことで、情報伝達を行って、体のあらゆる働きをコントロールしているんだ。
エネルギー源であるブドウ糖の吸収を、アミロイドベータによって阻害されてしまうと、エネルギー不足になった神経細胞からは、神経伝達物質そのものが正常に分泌されなくなるんだ。
なるほどね!なんとなくわかるわ。
神経細胞の働きはね、よく「キャッチボール」に例えられるんだ。
キャッチボール?
そうだよ。神経細胞同士がまるでキャッチボールをしているように、脳内神経伝達物質を交換し合うからなんだ。
でもね、ブドウ糖の吸収が阻害されて、神経細胞が正常に神経伝達物質を分泌しなくなるということは、「投げるボールがなくなる」のと同じことなんだ。
そうするとどうなるの?
やりとりするべき神経伝達物質が分泌されなくなると、神経細胞は働かなくてもよくなってしまい、神経細胞たちは伸ばしていた手を引っ込めて、どんどん縮小していってしまうんだ。
怖いわね!
筋肉も使わないと衰えるでしょ?
脳内の神経細胞にも同じようなことが起きるんだよ。
だからね、アルツハイマー型認知症とは、脳内の神経細胞が退化してしまったことを意味しているんだね。
老化現象の一つとも捉えられているよ。
一度衰えてしまった神経細胞は、もう復活しないの?
そんなことはないんだ。
たとえ縮小が始まっても、エネルギーとなるケトン体を補給して、神経伝達物質の分泌が再開されれば、復活させることができるんだよ。
実際に、軽度〜中度進行のアルツハイマー型認知症の患者さんに90日間、中鎖脂肪酸の抽出物を摂取させたところ、血中のケトン体が上昇して、認知症が改善したという実験報告もあるよ。
だから、脳のエネルギーを、脂質由来のケトン体に切り替えることが、アルツハイマー型認知症の予防・改善のポイントとされているんだよ。
そのために、すばやく体内でケトン体をつくれる中鎖脂肪酸、すなわちココナッツオイルをとることが、アルツハイマー型認知症に有効と言われる理由だよ。
- ※ドーパミン:行動や興奮を司る神経伝達物質
- ※アセチルコリン:心臓や臓器を正常に動かすなどの、生体基本機能を司る神経伝達物質
- ※セロトニン:休息や思考を司る神経伝達物質、別名、幸せホルモンとも呼ばれる
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アルツハイマー型認知症の発症リスク
アルツハイマー型認知症の発症リスクはどれくれいあるの?
アルツハイマー型認知症はね、遺伝的に起こる病気とも言われているし、食生活が影響しているとも言われているんだよ。
どれくれいの人が発症リスクをもっているかと言うと、研究者によれば、およそ50%以上の人が当てはまるらしいんだ。
そんなに!?
実際にね、アルツハイマー型認知症の患者さんの血液から発見された「アルツハイマー関連遺伝子」の種類は世界中で23〜24種以上あって、実態がわかないほどたくさんあると言われているんだ。
健康寿命ではなく、ただの延命治療による平均寿命だけが延びている現代日本では、誰もが発症する可能性があると、研究者たちは考えているんだよ。
でもさ、昔はアルツハイマー型認知症なんて、なかったんでしょ?
そうだね。それには認知症を発症する前に亡くなっていた人も多かったし、やはり、食習慣が大きく変わったことが原因に上げられてはいるけど、実際ははっきりとは特定されていないんだ。
おそらく、原因は複数の要因が重なることで発症するというのが、現在に主流の見解なんだよ。
じゃあ、アルツハイマーを発症させないようにするにはどうしたらいいの?
それはね、「いかに脳内にアミロイドベータを蓄積させないか」がポイントになるよね。
まだ研究途中だからね、仮説に過ぎないけど、アルツハイマーの発症は、遺伝的とも言われるけど、環境因子にも大きく左右されるとも言われているんだ。
たとえば、幸福感が多くて、ストレスがないとアミロイドベータは蓄積されにくいという研究報告もあるからね。
そうなの?
動物実験だけどね、アミロイドベータが溜まるように遺伝子操作されたマウスを自由な空間において、好きなだけ遊ばせていると、脳内のアミロイドベータの蓄積が見られなかったらしいんだ。
つまりね、ストレスのない環境で毎日幸せを感じて楽しく生きていれば、たとえアミロイドベータを溜めやすい遺伝子を持っていても、蓄積を抑えることができると言われているよ。
つまり、結果的に、「アルツハイマーの発症を抑えることができる可能性がある」ということなんだね。
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アルツハイマー型認知症の予防策にココナッツオイルが有効な理由
でもさ、この現代社会でストレスフリーで生きていくってなかなか難しいよね?
他にはアルツハイマー型認知症を予防する方法はないの?
たとえば、効果的な薬とかないの?
ドーパミンやアセチルコリン、セロトニンなどは、脳以外の部位(腸など)でも分泌されているし、薬として服用することも可能なんだよ。
なんだ!薬として服用できるんじゃん!
それがね、問題が一つあるんだよ。
問題?
服用した神経伝達物質が、脳に入ってくれれば問題ないんだけど、脳は人体で最も重要な器官だけあってね、厳重なバリア機能が備わっていて、神経伝達物質そのものの形では、脳内に入れないんだよ。
厳重なバリア機能?
そうなんだ。
血液脳関門、通称BBB:ブラッド・ブレイン・バリアっていうバリア機能があるんだ。
やっぱり、人体の仕組みってスゴイのね。
僕の知る限り、日本では唯一、認知症の薬として、脳内でアセチルコリンを分泌する薬が発売されてはいるけど、これは、あくまで、脳内でアセチルコリンを分泌させるだけの薬であって、蓄積したアミロイドベータを除去したり、アルツハイマー病自体を治す薬ではないんだ。
じゃあ、アルツハイマーに本当に有効な薬はないの?
そうだね。
でもね、その解決策として注目されたのが「ケトン体」であり、ココナッツオイルなんだよ。
脳はね、ブドウ糖の供給が絶たれても、脳を動かせる非常機能が備わっているんだ。
それが、ケトン体をつくるという機能なんだよ。
この機能が発動されて、脳のエネルギー源をブドウ糖からケトン体に切り替えれば、アルツハイマー型認知症の発症リスクをかなり抑えることができると言われているんだよ。
すでに発症している人にも効果があるとも言われているよ。
ケトン体がブドウ糖の代わりに脳のエネルギー源になるからなのね。
ケトン体を利用するというのは、ブドウ糖を利用できなくなっている脳に、新しい別のエネルギー源を供給するということなんだよ。
じゃあ、ケトン体はどうすれば効率的につくれるようになるの?
飢餓状態になることが重要なんだよ。
飢餓状態?
人体は、脂肪組織や筋肉組織に脂肪を蓄えていて、外から十分な栄養が供給されなくなると、その蓄積されている脂肪をエネルギーに変換し始めるんだ。
その過程でケトン体がつくられるんだよ。
手っ取り早いのは、炭水化物を断つことだね。米、パン、麺、イモなどを食べなければ、ブドウ糖が足りなくなってケトン体を作ろうとするよ。
じゃあ、お腹をすかせて我慢することが大事なのね。
でもね、もっと簡単な方法として注目されたのが、ココナッツオイルを摂取するという方法なんだ。
どういうこと?
飢餓状態をわざわざ作るのは危険だし、大変だよね?
だからね、ケトン体を効率的につくれる材料をたくさん摂取するればいいんじゃないか?いう発想から生まれた方法なんだ。
その材料がココナッツオイルってわけ?
そうなんだ。
ココナッツオイルに含まれている中鎖脂肪酸は、体内でケトン体がつくられるまでのプロセスが、たったの3ステップだけ済むという単純さがあるんだ。
中鎖脂肪酸はまず、肝臓でアシルCoAという形に変えられて、これが酸化されてアセチルCoAになり、次にケトン体に変化するんだ。
それが脳にそのまま送られるわけさ。
中鎖脂肪酸が、アミロイドベータの発生を抑えて、あとは免疫細胞のマクロファージが蓄積しているアミロイドベータを食べてくれさえすれば、解決するといわれているんだよ。
脳内のアミロイドベータが減れば、脳は元の状態に戻って、ブドウ糖を利用できるようになるの?
そうだね。
だからこそ、認知症の症状が現れる前から、ケトン体が効率的よくつくられるようにすれば、アルツハイマー型認知症の発症リスクを抑えられるという口コミで、ココナッツオイルが人気になったんだよ。
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40代からはココナッツオイルの摂取がおすすめ
アミロイドベータって何歳ぐらいから蓄積されていくの?
一般的に、40代ごろからと言われているよ。
だからね、40代からココナッツオイルを摂取することは、ストレスフリーな生活環境つくりと並んで、有効的なアルツハイマー型認知症の予防策とも言われているよ。
じゃあ、もっと若い20代とかのうちから予防しておけばいいんじゃない?
20代などの若い人がココナッツオイルを摂取しても、アルツハイマー型認知症の予防という効果は、ほとんどないんだよ。
なんで?
アミロイドベータがまだ発生していない脳では、ブドウ糖がちゃんと利用させているため、ケトン体が使われないからだよ。
ケトン体って誰でも体内でつくれるの?
残念だけどね、ケトン体を作り出せない人もいるんだよ。
えー!そうなの?体質的にってこと?
肝臓で中鎖脂肪酸をケトン体に分解できない人がいるんだ。
そういう人は、いくらココナッツオイルを摂取してもケトン体をつくることはできないよ。
それは調べられるの?
採血した血中のケトン体レベルを測定する検査があるみたいだから、気になる人は病院に問い合わせてみたらいいと思うよ。
まとめ
「ココナッツオイルがアルツハイマー型認知症に効く」と言われる理由は、ココナッツオイルに豊富に含まれる中鎖脂肪酸が肝臓で分解されてケトン体になるからなんだよ。
そのケトン体がブドウ糖の代わりに脳のエネルギー源になってくれることで、脳のエネルギー不足が解消されるんだね。
でも、アルツハイマー病って恐ろしい病気ね。
原因はいろいろと言われているけど、食生活も大きく影響していると思うよ。
食生活かぁ・・・
極端な肉食や、有害な食品添加物や化学調味料、残留している農薬・抗生物質・ホルモン剤、さらには放射能汚染など、深刻さを増しているからね。
でも、あんまり神経質になる必要はないと思うよ。
食品添加物も完全に摂取しないで生きていくことは、一般人には難しいし、一部の有害添加物を除いて、過剰摂取さえしなければ、直ちに人体に悪影響が出るわけではないからね。
あんまり、神経質になるほうが精神的に有害なんだよ。
じゃあどうすればいいの?
正しい知識を自分で身につけることが一番だよね。
自分の身は自分で守らなきゃいけない時代だよ。
自分だけじゃなくて、あなたの大切な家族もね。
や〜、私も認知症にはなりたくないから、ココナッツオイル食べてみようかな〜。
ご意見番読者「うまそう」さんと「町子さん」の「私にも言わせて」
うまそうです。
市販の洗剤や調理油にパーム油が多く使用されています。
パーム油を生産している東南アジアの国々では、日本に輸出するためのパームの栽培に大量の農薬が使用され、現地住民に深刻な健康被害が発生しています。
しかしこれらは公表されない事実なのです。
パーム油は、無添加愛好家たちの間ではタブー視されています。
すなわち、暗黙の了解で「買うな・使うな」という認識があるのです。
このブログで、本物のココナッツオイルの知識を学んで、また新たにしっかりと本物を見極められる生活を楽しみたいと思います。
町子です。
とてもわかりやすくココナッツオイルの知識が書かれていますね。
素晴らしい内容になっています。
必須脂肪酸は、人間の細胞を作る上でとても重要なものです。
その中に植物由来の飽和脂肪酸と動物由来の不飽和脂肪酸があるのです。
ココナッツオイルの過剰摂取についても害があるので注意が必要ですね。
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