※この記事は2019.01.01に更新されました。
プロがEM菌活性液を作るときに使うもの
今日はEM菌のプロフェッショナルから教えてもらった、米のとぎ汁を使った「飲むEM菌の作り方とその効果」を紹介するね。
EM菌を飲むためには、EM菌活性液(とぎ汁発酵液)というものを作る必要があるんだよ。
EM菌ってそのまま飲んでもダメなの?
EM1ってネットでも買えるんでしょ?
EM1に含まれている有用微生物は、眠っている状態にあるから、起こしてあげる必要があるんだよ。
どういうこと?
眠っていて、活動していない有用微生物を飲んでも効果がないから、EM1の中で眠っている有用微生物を起こしてあげる必要があるんだよ。
EM1に含まれる有用微生物が目を覚まし、活発にはたらける状態になったものが、EM菌活性液(とぎ汁発酵液)と呼ばれるものなんだよ。
米のとぎ汁を使うんだね!?
EM菌入門セットの説明書には「米のとぎ汁」を使う方法は記載されていないから、プロならではの裏技だね。
また、EM菌のプロフェッショナルたちは、「塩」も加えるんだよ。
この方法は、EM菌を長年愛用してきたプロフェッショナルたちが生み出した裏技なんだってさ。
実際にEM菌活性液を作って飲んでみたので、その効果についても詳しく紹介するね。
今回は写真付きで、EM菌活性液(とぎ汁発酵液)の作り方をお教えいたします。
公式には掲載されていない、裏技を使って、より元気で活きの良いEM菌を作りましょう!
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プロ直伝のEM菌活性液の作り方:準備するもの
- ペットボトル:1.5リットルサイズ(炭酸ジュース用。破裂を防ぐため)
- EM1:25ml
- 糖蜜:25ml
- 塩:15g(できれば天然塩が良い)
- 米のとぎ汁の上澄み:1リットル
- お湯:200ml〜300ml
- ※ペットボトルは、炭酸ジュースに使われている硬めのものを使用しましょう。
- やわらかいペットボトルでは、発酵時に破裂してしまう恐れもあるそうです。
- ※EM菌は空気を嫌うため、ペットボトルの9分目まで水を足してください。
プロ直伝のEM菌活性液の作り方:手順
米のとぎ汁を使ったEM菌活性液(とぎ汁発酵液)の作り方は以下の通りだよ。
一般的なEM菌活性液の作り方と違うのは以下の4点だね。
- 水でなく、米のとぎ汁を使うこと
- 塩を加えること
- EM1の使用量が1.2リットルに対して25mlであること
- 糖蜜の使用量が1.2リットルに対して25mlであること
それではその理由と手順を写真付きで解説していくね。
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①米のとぎ汁の上澄みをつくる
お米を研いだあとの「とぎ汁の上澄み」を使用するので、とぎ汁を鍋などの容器に移して30分ほど放置します。
時間が経てば、上部の方にきれいな上澄みが溜まります。
「米のとぎ汁」を使う理由
どうして、米のとぎ汁を使うの?
EM菌活性液(とぎ汁発酵液)を作るときに、水の代わりに「米のとぎ汁」を使う理由は以下の通りだよ。
米のとぎ汁には「でんぷん(糖質)」が多く含まれています。
これを排水として流してしまうと、雑菌のエサとなり、河川や土壌等の環境汚染の原因になります。
そこで、米のとぎ汁を捨てずに、EM菌のエサとして活用しようというわけです。
雑菌のエサになるということは、EM菌たち有用微生物くんのエサにもなります。
このようにして、少しでも環境の汚染を防ごうという、素敵な姿勢だったんだね。
僕も師匠の高橋町子さんから教わって驚いたんだよ。
また、水に比べて「とぎ汁」のほうが、EM菌たち有用微生物のエサが豊富なので、発酵が早まるんだってさ。
②米のとぎ汁の上澄みをペットボトルに入れる
↓ペットボトルの口が狭いため、「じょうご」を使うと便利だよ。
③塩を15g入れる
↓塩を15g入れてね。
天然塩がない場合は、普通の食塩でも大丈夫とのことだよ。
塩を加えてミネラルを豊富にすることで、活性液のパワーが更にアップすることがわかってきたそうです。
一般的なEM菌の作り方には「塩」は記載されていません。
しかし、塩を加えたほうが良いそうです。
ぼくも、1.5リットルに対して15gの塩を入れたんだ。
④EM1を25ml(25g)入れる
一般的なEM菌活性液の作り方では、500mlの水に対して、50mlのEM1を入れるんだ。
でもね、実際は1.2〜1.3リットルに対して25ml程度で活性液はつくれるよ。
(1.5リットルのペットボトルの約8割まで入れる。内訳は、とぎ汁1リットル、糖蜜を溶かすためのお湯200ml)↓
師匠いわく、入門書の説明書きに「作る量の10%」と書かれているのは、「おそらく初心者が失敗しないで作れるような配慮なのではないか?」とのことです。
実際に僕が前回つくったEM菌活性液も25mlでつくることができました。
⑤糖蜜を25ml(25g)入れる
↓糖蜜がなくなったら、黒砂糖でも代用できるんだって!
糖蜜は粘りがあるので、お湯でといてから入れるといいと思います。
40℃程度のお湯200mlを用意して、計量した糖蜜を容器ごとお湯に入れます。
糖蜜が完全にお湯にとけたら、ペットボトルに注ぎます。
⑥EM菌活性液の仕込み完了
↓最後によく振ろうね。糖蜜やEM1が下に溜まりやすいからだよ。
⑦日光のあたる場所に常温で保存する
↓EM菌活性液は、常温で日光のあたる場所で保存しようね。
冷蔵庫の中にいれてはダメだよ。
あくまでも常温です。
それは、微生物が生きているためです。
活性液の中でいくつもの微生物が活動しています。
その中には「光合成菌」がいて、日光にあたることで光合成を活発に行い、発酵を促進してくれます。
カンタンに言えば、元気なEM菌活性液ができるというわけです。
毎日2回、ペットボトルをよく振って活性液を混ぜてね。
どうして?
ペットボトルの底に糖蜜が溜まっているからだよ。
さらに、ペットボトルの蓋を開けて、ガスを抜くことも忘れないようにしてください。
発酵しているため、ガスが発生しています。
ガスを抜かないと爆発(破裂)することもあるそうなので、必ずガス抜きをしましょう。
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EM菌活性液の完成までの発酵期間は?
完成までの発酵期間の目安は以下の通りだよ。
夏場:7日前後
冬場:10日から14日前後
僕が前回つくったとき(7月)は、9日間かかったよ。
⑧発酵したら完成
↓ペットボトルをよく振ったときに、シュワシュワと泡が発生してきたら完成だよ。


EM菌活性液の完成の確認方法とは?
EM菌活性液が完成したかどうかを確認する方法は以下の通りだよ。
【1】ニオイを確認する
活性液がEM1のニオイになっていれば大丈夫です。
仕込んだ当初は糖蜜のニオイがします。
【2】ペットボトルをよく振って泡がでるか確認する
よく振ったときにシュワシュワとガスが発生したら発酵のサインです。
上記の写真のような泡が立てば、完成です。
【3】pHを測定してみる
pH測定器やpH測定紙をつかってpH値を測ってみるという方法もあるよ。
pHが3.5以下なら完成です。
pHが3.5以上だと、EM菌が胃酸に負けてしまい、腸まで元気な状態でたどり着けないそうです。
pH3.5以下にする理由は、強酸性になることで雑菌に負けない力をもたせることにあります。
pHを測定するには、測定器や検査紙を使用する必要があります。
僕はまだ購入していないけど、僕のEM菌の先輩が使用している検査紙は、3000円ほどするって言ってたよ。
pH測定器は、熱帯魚屋さんでも買えるんだよ。
でも、ネットで買ったほうが早いかもね。
とりあえず、ネットで探してリンクを貼っておきますので、ご興味のある方はどうぞ。
ボトルをよくふって「泡に汚れがないか」を視認して、ニオイがEM1と同じになっていれば、pH測定器を購入しなくても大丈夫のようです。
pH測定紙を購入の際は測定できるpH値を確認して購入しましょう。
3.5以下が測定できる測定紙を購入してください。
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一般的なEM菌活性液の作り方
プロ直伝のEM菌活性液の作り方の他にも、入門セット公式サイトなどで紹介されている、一般的なEM菌活性液の作り方を記載しておくね。
準備するもの
- ペットボトル:500mlの容器
- EM1:50ml(作る量の10%)
- とうみつ(糖蜜):50ml(作る量の10%)
- お湯:200ml(40℃くらい)
- 水:200ml(浄水器を通した水が望ましい)
- 糖蜜をお湯でよく溶かす
- 水とEM1と糖蜜が溶けたお湯を混ぜる
- 保管する
まとめ
「十分な食べ物が少なければ頑丈な体ができないのは、人も菌も同じです。」
これは、ぼくがEM菌活性液の作り方について訊ねたときの師匠の言葉だよ。
EM菌活性液づくりのベテランさん達が、「水」ではなく、「米のとぎ汁」を使う理由がそこに現れていますね。
米のとぎ汁を使用したほうが、発酵が早まるのです。
「米のとぎ汁を捨てない」という小さな環境汚染に対する配慮も素敵です。
注意
EM菌活性液(とぎ汁発酵液)は、本来農業用資材です。
土壌にまくものです。
飲料用ではありません。
それを野菜が喜んで吸収するものであることから、愛好家が自己責任で飲んでいるのだそうです。
僕は実験的に飲んでいます。
有用な微生物なので、飲んでも大丈夫とのことです。
清涼飲料水用としては正式に「EM GOLD」という商品が売られているよ。
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EM菌の効果については、「科学的に証明されていない」といって否定的な意見も少なくないんでしょ?
そうだね。
でも、そんなことは僕にとってはどうでもいいことだけどね。
他人がなんと言おうと、自分で試してみる。
こういう生き方が楽しいんですよね(笑)
それにいまのところ、EM菌活性液を飲むことで僕の体にマイナスになっている実感はありません。
むしろ調子がいいとも感じます。
それは腸の調子、排便から理解することができます。
僕はまだ、EM菌生活を始めたばかりです。
勉強会にも参加して、知識を深めている最中です。
先輩方のお話を聞いて、これからいろいろな活用法を実践してみようと思います。
「EM菌が本当にいいのか?」はまだわからないから、それを自分の体験で確かめたいと思っているよ。
ご意見番読者さんたちの「私にも言わせて」
こんにちは。うまそうです。私もEM菌の愛用者です。
私の作り方は、EM1と糖蜜を40ccずつです。
1.5リットルのペットボトルを使っています。
糖蜜をお湯で溶かしてからとぎ汁を入れて温度をぬるくしてから、EM1を入れます。
糖蜜を25cc量るのが面倒で、たまたま40ccだったので、まぁいいか...とその分量で落ち着きました。
塩は5gです。
飼っている猫ちゃんが、ガブ飲みしています。
マスキングテープにマジックで「ありがとう」と書いて、ペットボトルに貼ってあります。気のせいか、EM菌活性液の完成が早い気がします(笑)
毎日、ボトルを振って、シュワシュワを聞くのも私にとってひとときの癒やしです。
僕のEM菌の師匠の町子さんがコメントをくれたよ!↓
こんにちは。町子です。
やまやさんは、EMに出会ってからよく勉強されているようですね。
EMは、元々は農学博士が安全性を考えて作り出したものです。
私も自己責任で飲んでいます。
有用微生物たちの力に感謝しながら、菌と共に生きるということは、素晴らしいことだと感じています。
EM菌のエサは、基本的に米のとぎ汁と糖蜜です。
そこになぜ塩を入れるかと言えば、塩は非イオン化を早めるからです。
そして、海塩は、日本によく見られる、火山灰の土でミネラルが少ない土壌には、必要なものだったのです。
福島の原発事故で、海水に浸かった田んぼでお米ができるかという実験がきっかけでわかってきたのです。
ミネラルが豊富で栄養価に富んだ野菜は人々の健康な体づくりには必要不可欠です!
EM菌活性液を作るための入門セットはこちら↓
ネットで簡単に購入できるよ!送料込みで1,633円だね。
リピーターの方はこちらもどうぞ↓
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